March 20, 2024

ラック機材の価値


最近頻繁にダンハフに関する動画が公開されていてそれらを目にする機会が多くなり
正にあの時代の産物となっているThe 80'sラックシステムサウンドを久しぶりに浴びる日々。

そこで気になったのがLexicon等の現在のラック機材のUsedマーケットでの相場です。
次世代のギタリストさん達がThe 80'sのラックシステムに興味を持ってきているとしたら、
それなりにそのお値段は釣り上がってきているかも知れない、と思いチェックしてみました。

この25年間とか割と安定のLexicon "PCM 42"と"PCM 70"のお値段に対して、
"PCM 41"が数年前の価格のほぼ3倍になっているのを見てまず目を疑いました。
またdetuneを利用して音を僅かに揺らす技で知られる"YAMAHA SPX II"は2倍になっていて、
そろそろまた久しぶりに入手しようかと思ってもいたのでこれにはギョッとしましたw

"PCM 41"は80年代後半から30年間ほど、$300以下で取引されていた記憶があるので、
ごく最近になって取引額が釣り上がったと思われます。その影響はどこからだろうか?
ジョーホームズ、サイクス、ダグ、ジョージリンチ、ジェイク、RATTのお二人、
そしてスティーブスティーブンス、と当時の"PCM 41"の愛用者の顔が浮かびますが、
LAメタルのギターサウンドを再現してみたいギタリストさんも増えているのでしょうか。

ステレオで鳴らす際に軽くモジュレーションをかけて立体感のある太いサウンドにしたり、
特にゲインを稼ぐブースターとして"PCM 41"を利用するのがあの時代は流行りでした。
ただスティーブスティーブンスだけは効果音(レイガンとオクターブジャンプ)の為だけに
"PCM 41"を使用していましたが、あれを当時ライブで聴いた時はヲヲヲ!!でしたw

またThe 80'sのコーラスサウンドの要であるTri Stereo Chorusに至っては、
なぜか10数年前に日本のマーケットで10万円以下で出回った時期もありましたが、
最近はその物自体がほぼ市場に出回ってこない為、実際の取引額は不明。
その希少価値を考慮すると、相当な金額に釣り上がっていることが予想されます。

ペダルだけでThe 80'sのラックシステムのサウンドに似せる事が出来る時代にはなりましたが、
やはりそこは実際にあの時代の機材で一度は鳴らしてみたいというのがマニア心。
いまだにまだその世界にドップリなMusette Japanでございます♪


⭐︎今日のBGM⭐︎
Free Bird · Wynonna Judd 2004