1987x Custom #6 - Review
Fryette PS-100を事前に頂いた資料を元にセッティングしローコードを鳴らした瞬間、その音の虜になりました。ピックが弦に触れた瞬間にスピーカーから弾け飛ぶ鋭い音、フルテンだと本来その鋭さが耳をつん裂くはずなのに耳の痛さを感じる事もなく、歪んだ中にもクリアな層を残した心地良いサウンドが届いて来て、レコードで聴いた音がそのままスっと出て、何を弾いても「あぁ、聴いた事がある」と納得するこのサウンド。エディーが伝えたかった「ブラウン」な
サウンドってこういう事なのだろうかと思える瞬間でした。
またギターのボリュームを絞ってもよくあるような腰が抜けた様なクリーンにはならず、まさにジミーペイジの様にギターのボリュームコントロールでクリーンから歪みまで対応するギタリストにはうってつけ。フランケンストラトらのボリュームに付いたトーンノブの意味を再認識する瞬間でもあり、ボリュームでトーンを操作する事をすっかりしなくなってしまっておりましたがそのスタイルに戻すキッカケになりました。
そして対策しなければスピーカーと共に耳も破壊しそうなこの爆音をここまで制御し切る
Fryette PS-100の懐のデカさも素晴らしい。
素晴らしいビルダー達の共演でこのサウンドがベッドルームからライブハウスまで気軽に体感出来る事にも感謝ですが、購入前の相談からアフター迄真摯に良い物を届けようと対応頂いた
Musette Japanの皆様にも感謝を。このアンプを元に今度出てくる製品もまた楽しみです。
⭐︎今日のBGM⭐︎
VAN HALEN - Warner Demos 1977 - (Remastered 2011) - Disc 1