IR-X review #2
IR-X、とんでもなく好きになりました。
ビックリです!!
今では自分の中でFRIEDMANというと、かつて自分が学生時代Marshallに憧れていたのと同様
ロックをカッコ良くするマストアイテムとして脳が記憶しています。
IR-Xの存在を知ってから、期待せずにはいられませんでした。
がしかしこれまで真空管式ペダルが出ては期待して、その出音にガッカリの連続。
そんな経験が邪魔してか、不安があったのは事実です。
早速購入して、
シンプルなデザインと操作性の良い分かりやすいつまみ類の配置に、まず「いいね!」
音を出して徐々に、「なに、コレ!!」
ジワジワと、そしてイコライザー、チャンネル、ミニスイッチをいじるごとに、
感動、興奮がのぼりつめてテンションマックスです。
まずはIR-XのSENDから、アンプ「METRO-FRIEDMAN」のRETURNに接続。
キャビネットは'74年製のMarshall Bキャビ、ギターはFender Japanのストラトで。
チャンネル1のクリーントーン。
キラキラとした、と言ってもトラジスターの様な「カチッ」でなく、
真空管ならではの丸みのある音とその空気感。
IR-Xのゲインを10時にして、ギターはフロントピックアップでトーンを5、ヴォリューム7、
キッモチいい!!
これだけで何時間も弾けちゃう感じ。
IR-Xのセンド・リターンにコーラスなどの空間系をかましたら、これまた最高。
さらにはチャンネル毎のブーストがあり、ゲインも変えられて、これだけでどれだけ遊べるか。
クリーンチャンネルという表現が適当かどうか分からないほど、
カッコいい歪が作れるのに感動しちゃいました。
ミニスイッチで音のキャラクターが変えられるので、本当に時間がいくらあっても足りません。
チャンネル2は、自分が憧れていたあの歪がジャーン!!!
本当にIR-Xが素晴らしいプリアンプであるという確信を持てる歪。
音の粒立ちが良く、真空管ならではの音の立ち上がり、プッシュ感がたまらないです。
ブーストのオン・オフで、歪み方の違いも無限に楽しめる感覚に喜びました。
バランスアウトからミキサーに接続して、キャビネットシュミレーターの音にもビックリです。
クリーンから激歪までノイズがなく、音が手元に来る感じ、最高です。
とは言っても、アンプに接続して、床をゴンゴンと鳴らし、
キャビネットから吹く風を体に受けて弾くのがたまらなく好きですが、
どれだけ時間が経ったか分からないほど、興奮状態で一日中、弾き続けちゃいました。
リッチーブラックモアに憧れてギターを始めた頃、某楽器店で「コレがいいよ」と買わされ、
トランジスタアンプとディストーションで、レコードとは全く違う音に失望したあの頃、
もしこのIR-Xが手元にあったら、学校など行っていなかったかも知れません。
そして今の自分よりももっともっとギターが上達していたのは間違いないです。
「使える音」というレビューに、これまで何度となく騙されたと感じる事がありましたが、
このFRIEDMAN IR-Xは、本当に素晴らしい真空管搭載のペダル式プリアンプで、
今後手放せない一生ものの機材になったことに幸せを感じています。
まだまだ沢山の機能がある様なので、しばらくは試さなくちゃとドキドキわくわくです。
持ち運び用にもう一台欲しいなぁ。
by 斉藤 様
⭐︎今日のBGM⭐︎
Ritchie Blackmore's Rainbow live 12 01 '79