伝説のマーシャル
メタリカのプロデューサーであるGreg Fidelman氏のインタビュー記事によると
新作ではあのJose ArredondoがModを施したMarshallをガッツリ使用しているとの事。
さっそくその音をチェックしてみました。
メタリカは80年代にリリースされたアルバムでもJose Marshallを使用してきているので、
個人的にはここにきてどんな風の吹き回しかと興味津々です。
3年前にデイブフリードマンの工房にジェイムスのJoseが修理に持ち込まれていたので
もしかしたらまだスタジオでは使用しているのかも、と思っていたところでもありました。
ここで興味深いのは"伝説のアンプ"としてプロデューサーがJoseを熱く語っている事。
前作でも試していた様な記述があり、その時に調子が良くなかったJose Marshallを、
Joseを知り尽くしているデイブフリードマンに修理を依頼して戻って来たら
それがすこぶる良かったので、今回メインアンプとして採用する事になったと。
プロデューサーやエンジニアの間でもJoseは極上のサウンドのアンプの一つとして
語り継がれているのでしょう。
レコーディングには今旬のアンプはもちろんの事、気に入っているアンプが全て持ち込まれ
そこから厳選されるものですが、天下のメタリカが現代にまたJoseを採用したのは意外で、
その歴史を知る人達は驚きを持って新作を聴いているのではないかと思ったりもします。
タイトできめ細かいジューシーな極上の歪みサウンドが耳に心地良く響きます。
Jose Marshallのサウンドに取り憑かれ、常にそこを軸足としてきた自分としては、
時代を越えたこんな運命もあるのか、という思いでアルバムを聴いています。
☆今日のBGM☆
72 Seasons · Metallica