スティーブスティーブンスが以前 VHと一緒にツアーに出ていた頃に、
エディーとの会話で印象深かった事を語ってくれています。
どんなギタリストに影響を受け、なぜ好きだったかという会話の中で
「They All had whisky on their hands」とエディーが言っていたという。
なるほどこれは深い。
気に入ったギタリスト達は皆、
長年に渡ってバーやクラブなどで人前でプレイして日々腕に磨きをかけてきた
聴き手の心に響く演奏力のある本物のプレイヤーばかりであった と。
SS曰く、最近の多くのプレイヤーは卓越した高度なテクニックはあれど、
ベッドルームで練習ばかりしている音にしか聴こえない と。
スティーブスティーブンスはビリーアイドルと出会う前は4つのバンドを経験し、
内一つのバンドでは週3回 1晩に3セット バーバンドを経験したそうです。
VHのバー時代の音源はネットに転がっているので
聴いた事がある方も多いと思いますが、
ルーツを垣間見るカバー曲を多く演奏していました。
近所のキッズが集まってガレージバンドをスタートさせて
週末のBBQパーティーでその演奏を家族や友人達に披露し、
次のステップがバーでTop#40をプレイしながら
自分たちの書いたオリジナルをそのセットに織り交ぜていく。
そんな昔ながらのプレイヤーの成長過程こそが
本物を育てるということなのでしょう。