August 6, 2015

whisky on their hands


スティーブスティーブンスが以前 VHと一緒にツアーに出ていた頃に、
エディーとの会話で印象深かった事を語ってくれています。

どんなギタリストに影響を受け、なぜ好きだったかという会話の中で
「They All had whisky on their hands」とエディーが言っていたという。
なるほどこれは深い。

気に入ったギタリスト達は皆、
長年に渡ってバーやクラブなどで人前でプレイして日々腕に磨きをかけてきた
聴き手の心に響く演奏力のある本物のプレイヤーばかりであった と。
SS曰く、最近の多くのプレイヤーは卓越した高度なテクニックはあれど、
ベッドルームで練習ばかりしている音にしか聴こえない と。

スティーブスティーブンスはビリーアイドルと出会う前は4つのバンドを経験し、
内一つのバンドでは週3回 1晩に3セット バーバンドを経験したそうです。

VHのバー時代の音源はネットに転がっているので
聴いた事がある方も多いと思いますが、
ルーツを垣間見るカバー曲を多く演奏していました。

近所のキッズが集まってガレージバンドをスタートさせて
週末のBBQパーティーでその演奏を家族や友人達に披露し、
次のステップがバーでTop#40をプレイしながら
自分たちの書いたオリジナルをそのセットに織り交ぜていく。
そんな昔ながらのプレイヤーの成長過程こそが
本物を育てるということなのでしょう。