Greek Theatreはグリフィス天文台がある山（ハリウッドサインのある山のEast側）の中腹の傾斜面を利用して作られた野外コンサート会場です。

未だに曲毎にギターを代えて登場するリックニールセンにプロ根性を見ました。"Dream Police"の中間部のアレンジの壮大さに改めてリックニースセンの天才ぶりを実感！

ジャーニーのジョナサンケインとディーンカストロノバが参加してるし！

２番手に登場したHeart！こんなに素晴らしい曲が多かったんだと懐かしく思いベスト盤が欲しくなりました！オペラ歌手と間違えてしまう程の貫禄がついたAnn Wilsonですが、その歌声は昔と変わらずでハイトーンも完璧！会場の大合唱もあり、終始幸せそうに歌っていたのが印象的でした。バンドも想像以上にまとまっていて良かった！

セットの入れ替えに各20分程度かけていました。その時の景色です。

セットの入れ替え時にかかっていたのは、Led Zeppelin、The Beatles、AC/DC、The Police、Jimi Hendrix、よく考えたらJimi Hendrixだけがアメリカ人アーティストだったりもする。この間ビールを呑みながら皆歌ったり踊ったりしているんだけど、サブプライム問題やハリケーン自然災害や金融危機を知らない人種なのでしょうか。皆ノリノリでゴキゲンでした！ (笑）

All Along The Watchtower(Jimi Hendrix)がかかっていて、"There must be some kind of way out of here~ Said the joker to the thief~Theres too much confusion~I cant get no relief"と歌いながら踊り騒いでいる女性グループがいたり、アメリカならではの光景です！

フィリピンからの新しいボーカリストのArnel Pinedaがここまで受け入れられている事実にまず驚かされました。なんだかんだいってもアメリカは多かれ少なかれ差別のある白人社会なので、この事実は同じアジア系としては感動すら覚えました。フィリピン系のファンも数多く会場で見かけました。YouTubeでニールショーンが発掘したというArnelの今後の活躍に注目です！

会場全体でセルフォンを掲げてバラードではこうしてライトアップ。時代ですね！この辺りからライブでは恒例のジョイントの匂いがどこからかしてきたし！この日のライブは年齢層が高い事もあって悪さをする人は少なかったんじゃないかな？　普段なら最初からプンプンだったりする。

左の巨大スクリーンの横のスペースでは、３つのバンド全て手話で歌詞を伝えているおねえさんがいました。スクリーンは熱唱するドラムのディーンカストロノバ。この人、本当に歌が上手い！以前ジョーのいた頃のOzzyでも叩いていたけど Journeyのサポートは天職かもね。

名曲"Open Arms"では、Ann Wilson(Heart)が飛び入りしてデュエットし会場を湧かせていました。ヒット曲の連続に大満足！

3つのバンドの素晴らしいショウを見て 心動かされ何回も涙腺が緩んだこの日のライブ。昔懐かしい名曲の数々に胸がキュンとしちゃうこの感じは歳を取ったせいなのかな。沢山元気をもらってきました。音楽って素晴らしい！

ライブの終了後。ここからがまた大変！駐車場は舗装していない空き地でのスタック駐車（車間をギリギリまで詰め込んで出来るだけ多くの車両を駐車させる為に誘導される）なので前後の車の運転手が来るまで身動きが取れないのである。しかもこの山を降りるまでは大渋滞なわけで。Led Zeppelinのライブ音源をカーステで爆音にしてひたすら車内で耐える私 (笑）

初めて体験したんだけど、時代はハードチケット不要なのね。メールで送られて来たこのチケットをプリントアウトして持って行けばそのバーコードをスキャンするだけで入場可能になっています。これは便利！