Steve Lukather
TOTOでのルカサーのプレイにノックアウトさせられた80年代初期。まあ当時のギターキッズはかたやエディーとかシェンカーとかランディーローズとかにはまっていながらも密かにTOTOの洗礼を受けていたから皆少なからずルカサーの影響を受けていたはず。
ルカサーを調べて行くとスタジオワークの数々の名演に辿り着きます。当時愛用していたヴィンテージレスポールから奏でられる歌心満点の極上のプレイは聴き手を唸らせるに充分な説得力を持っています。ラジオで聴いたアースウインドアンドファイヤーの曲のギターソロにぶっとび!調べてみたらルカサーじゃん!完全にノックアウトされた経験あり。
そのウォームで艶やかな最高のサウンドはもちろんの事、のびのびとしたルークのギタープレイは今聴いても新鮮で学ぶべき点が多いです。またこれが楽曲をより引き立たせるほどのパワーを持っていて素晴らしいのです。スタジオセッションマンとして正にツボを得た素晴らしい仕事の数々、まだ聴いた事の無い方には是非聴いてもらいたいです。
ルカサーのHome Pageにそのセッションアルバルのリストがアップされているのでチェックしてみてください。因みに私のお気に入りは「Marc Jordan / A Hole In the Wall (日本でのみ発売)1983収録のShe Used To Be My World」でのプレイです。
余談ですが,当時知り合いの家に遊びに行ったら発売されたばかりのルカサーの教則レーザーディスクを発見!そのすぐ後に世界中で発売されたニューアルバムの中の「Let It go」という曲にモロにルカサーの中指全音チョーキング+小指でもう半音いっちゃぞ奏法を聴く事が出来たりします。頂戴しちゃったのねっ ^^
先日マスタリングでLAに滞在していたある日本人のプロギタリストと食事に行く時にThe Baked Potatoの前を通ったので「ベイクドポテトスーパーライブって覚えてる?」って聞いたら意外や意外、知らなかったのでびっくり!世代が違うんだなーって。世界のトップアーティスト達が地元にいる時に小さな箱で気ままにライブを楽しんでいる空気をそのまま収録した正にライブの貴重な当時の音源です。語り継いでいってもらいたいアルバムの一つですね。当時、電話で試聴できるとかでその電話番号に電話して聴いた記憶があります。
しばらくこのレコードとランディーローズのみにはまっていた一年間があったなあ、、。そうそうあまり知られていませんが、ルカサーはピアノの腕前もかなりのものです。
素晴らしいギタープレイに惹かれ、実際に会ってみると豪快でいて優しい気配りの出来るいい兄貴分みたいなルカサーの人格にまた惹かれ、人間的にもとても魅力的で廻りを彼の世界に引き込んでしまうパワーを持っているルカサー。
私、大ファンです♪