ギターが活きてるって感じがします。フルテンでクリーンからジューシーな暴れる音まで、ピッキングとボリュームノブの操作だけで自在に操る事が出来るというのがもう楽しくて仕方がないです。Fryette PS-2とStrymon Timelineと組み合わせていますが、気持ち良い音ばかり出てきて、なぜか弦のテンションも柔らかくなったかと錯覚してしまうほどですw。ハイゲインにするとだんだんとサチュレートしてコンプが掛かった様な音になって弾きやすい反面、どことなくべったりと平坦な感じになってしまうものですが、このアンプはクリーンと歪みの間の質感をどこまでも残しているため、平坦さとは無縁の活き活きとしたジューシーなサウンドでギターが歌ってくれますね。これがブラウンサウンドなんですね、きっと。
あとボリュームを絞ったクリーントーンはどこか腰砕けになる様なイメージだったのですが、このアンプだと存在感をしっかり保ちながら主張してくれますね。ワンボリュームワンチャンネルでメンテも楽ですし、もうスイッチングのアンプはいらないですね。このアンプのスイートスポットはフルテンだと聞いていましたが、実際にそうすると警察を呼ばれちゃうので普通はなかなか出来ません。が、今の時代Fryetteのパワーステーションのおかげでフルテンサウンドを現実的なボリュームで弾けるというのは革命に近いものがあると思います。まさにこのマーシャルの為にある様な夢の機材です。またノイズレベルも極めて低く抑えられており、フルテンでもギターのボリュームを絞れば無音です。そんな所にもフリードマンスタンダードの高さを感じました。
⭐︎今日のBGM⭐︎
Dixie Lullaby · Leon Russell 1970