木曜日, 2017年6月 8日

RUNT 50 レビュー


FRIEDMAN RUNT 50購入しました。

元々は他社のハイゲインアンプを使用していたのですが、昨今ハイゲインサウンドはアンプライクなサウンドが出せるペダル(FRIEDMAN BE-ODなど)が増えてきたこともあり、フルチューブアンプに求めることとしてはハイゲインサウンドよりも、チューブらしいクランチと、暖かみのあるクリーンサウンドになってきたので乗り換えることにしました。

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まずクリーンチャンネルですが、ナチュラルで気持よく鳴ります。ギター自体の音を素直に鳴らすイメージですが、3段階のブライトスイッチはしっかりと効き、サウンドに変化を与えてくれます。スイッチすることによりミッド〜ハイレンジがブーストされてブライトになる感じで、商品説明にも書いてあるようなアメリカンアンプ的な太く抜ける響きを出したい時にとても便利だと思います。EQの効きもよいので、バンド内での帯域調整や鳴らす場所に応じた調整もしやすいように感じました。

ドライブチャンネルはとてもスムースでヴィンテージ感があるサウンドです。音自体の味つけはクリーンチャンネルと似ており、ゲイン上げると元のサウンドにそのまま歪が足されていくイメージです。ゲインを低めに設定し、ギターのボリュームを多少絞ったときのクリーン〜クランチ中間のサウンドはチューブアンプにしか出せない艶を感じます。アンプ自体のゲインは低めかと思いきや、かなりゲイン自体は幅があり、低出力のシングルコイルでもゲインを上げるとかなり歪みますし、ブーストスイッチをオンにしてハムバッカーを載せたギターを使うとメタルまで問題なく対応できます。

地味に良い点としては、本体のサイズが小さいというところも挙げられます。やっぱりM社のアンプとかはでかいので、自宅にはちょっと...という方も少なからずいらっしゃると思います。このくらいのサイズですと日本の住環境でも所有しやすいと思います。音はデカいですが(笑)

FRIEDMANのアンプシリーズの中ではRUNTはハンドワイヤードではないので比較的価格が抑えられていますが、私は音そのものと、使い勝手が気に入ったのでコストパフォーマンスが高いアンプだと感じました。同じ価格帯で比較しても、このヴィンテージ感とスムースさは他ではなかなか得られないものですので、この文章をお読みいただいた方にはぜひ試していただきたいと思います。

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@obakedeath

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